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所在地

 

シンポジウム
DVワークショップ 相談員研修会
協賛・協力 ほか


2012年度 DVワークショップ研修案内
2011年度 DVワークショップ活動実績
2010年度 DVワークショップ活動実績
NWECフォーラムワークショップに協賛
2009年度 DVワークショップ活動実績
2009年度 シンポジウム活動実績
・2007年度 DVワークショップ活動実績

2007年度 シンポジウム活動実績

【 講師 紹介 】 スーザン・アームストロング(Susan Armstrong)さん

カナダ精神衛生協会プリンスジョージ支部理事
カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州公認クリニカルカウンセラー
教育学修士

・トラウマ分野のセラピスト、クリニカル・スーパー・バイザー、コミュニティ指導者として20年以上活躍
・トラウマと精神衛生の分野で非営利のプログラムを約10年にわたり運営
・性的虐待に対応するチームを立ち上げ、地域社会全体でその治療を行う計画を作り、実施
・若者の性的搾取に関する研究を行い、様々な大学で教鞭をとる
・2011年より、日本各地で開催する特定非営利活動法人女性人権機構主催の相談員研修の講師を務める


東日本大震災から3年半が経ちました。
ストレスや苛立ちのしわ寄せが女性や子どもなど立場の弱い者に向けられることが多い中、震災後のトラウマケアは、長期的な支援が不可欠です。複雑化するトラウマ反応への実践的な対応についての学びを目的に、去年に引き続きの開催となりました。
県内のみならず、東北各地や北海道から、また、さらに学びを深めたいとの意欲で去年の参加者の方も加わり、相談支援活動に携わる33名の方にご参加いただきました。



被災者支援に携わる相談員もまた被災者です。
被災者でもある自分自身を守りながら、トラウマを抱えた女性や子どもに向き合うことは、
時に相談員を疲弊させます。講師には、トラウマ反応の脳機能のシステムについて丁寧に解説していただいた他、相談員のセルフケアについても言及していただきました。また、被害を受けた女性が抱える困難な状況や自死に至る状況について、カナダなど諸外国の統計結果も交えながら紹介していただくとともに、どのようにアプローチし、トラウマケアをしていくべきか、教えていただきました。

講師の経験が生かされた、相談現場での実践的知識を得られたことは、相談員の自信となり、長期的な支援活動を続けていくための負担軽減になると感じています。参加者の小グループでの話し合いによって、相談員同士のつながりを作りながら、得た知識を共有する時間が持てたことも、大変有意義でした。研修の最後に、講師の相談対応のロールプレイを見せていただいたことで、講義内容が実際の支援でどのように生かされているのかを実感することができました。

おかげさまで、参加者からは以下のようなアンケートの回答をいただき、大変高い講座満足度を得ることができました。女性や子どもの被災者支援を行っている参加者にとって、昨年よりさらに学びの深い充実した研修となり、ここ被災地にとりましても、大きな励みとなりました。心より感謝申しあげます。



■参加者アンケートの一部より ■

・トラウマのシステムを理解することで、なぜそのような行動をしたのか理解が難しかった
 相談者に対して、理論的に理解を深めることができました。

・トラウマによって前に進めない支援者もいます。トラウマは脳が自分を守るために
 引き起こしている反応だと伝えることで、少しずつ前に進めるのではないかと思いました。

・苦手意識があった自殺企図の人への介入で、具体的な質問などが学べて参考になりました。

・今まで、経験や成功例、勘に頼る部分があったが、カウンセリングの手法を
 理解できたことで、知識も実践に活かしていきたいと思いました。

・相談者への疑問は、遠慮しすぎずに聞いた方が良い援助になることもあると学びました。

・自分のセルフケアを深めることで、相談者へも余裕をもって関われると気づけました。

・講師のロールプレイを見て、ノンバーバルなメッセージが相談者の受容に有効だと理解できました。

・トラウマを抱えた相談者には、寄り添うだけではなく知識も必要だとわかりました。
 試行錯誤しながらこれからも支援者として活動していきたいと思います。


  担当:エル・ソーラ仙台 相談支援課
  相談支援係 成田・小川